Diary

 

2004-11

2004-11-30-TUE 「不思議なつながり」
 

来週からの出張に持って行くZambezia州のデータを整理していると、千田さんという女性から電話が。私の友人が担当している京都のラジオ番組(リンク参照)で知り合った方がモザンビークに赴任になったので、ぜひよろしくとメールが来ていたのは最近の話し。私も不思議なつながりがうれしくて、なんだか会えるのを楽しみにしていた。

彼女はUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)で働いており、難民キャンプのあるNampulaという町(マプトから北へ1,500km)に来週から赴任だそうだ。こっちにいると、日本ではあまり接することのない世界の人たちに会うことができる。いろんな角度からその国や世界を知れるのがうれしい。もっといろんな人とじっくり話しをしたいなあと思う。

夜は、友人に髪の毛を切ってもらった。後ろを自分で切るのはむずかしいから、ついでに短くしてもらった。人に髪を切ってもらうの久しぶりで心地良かった。気分転換したいとき、よく美容院行ってたなあ。日本に帰ってまずやる?こと。ラーメン、温泉、美容院。

 

2004-11-29-MON 「久々?の首都」

今日は、システムの修正を本部のプログラマーと一緒にすることになったので、マプトへ。ちょうどXaiXaiからマプトへ戻る人がいたため車へ便乗。ありがとうございました。荷物をおいてすぐ彼の職場へ。すると、来週からの出張も一緒に来て欲しいとのこと。せっかくここにいるのだから、私でできることであれば手伝いたいとは思う。

その後、JICAでこないだの井戸調査の報告をしたあと、友人宅へ。なんと今日の夕食は手作りピザ!!具もぜいたくだった。本人は生地があまりふくらまなかったとのことだが、めっちゃおいしかった。開こう!ピザ屋!!

 

2004-11-28-SUN 「海とカレー」

短期専門家がXaiXaiのビーチに家をかりているので、塚原くんとまりちゃんと遊びに行ってきた。そして、先週に引き続きあの「プール」と呼んでいる海で泳いだ。波が満ちてくると同時に水位もあがるのだが、その水が冷たくてまた気持ちいい。マンゴとバナナを食べながら休憩。そして、また海へ。ボールとか無いのが残念。仰向けに浮いて空を見てたから、顔がまた焼けてしまった。。

海辺の家に戻って昼食は、カレー!!海とカレーってなんでこんなに合うんやろう。エビフライも最高に美味しかった。こうしてどんどん真っ黒になっていっている自分がいる。大丈夫か!?

 

2004-11-27-SAT 「大掃除」

久しぶりに週末家にいるため、無性に掃除がしたくなった。床磨き、浴室、台所。それだけではなく、続いて庭も。暑さも忘れ、ひたすらテニスの素振りを練習しているかのように草刈りをしていると、見るにみかねて?近所の人が、「お金を払ってくれるなら全部きれいにするよ」って。あまりに集中しすぎていたため断ってしまったけれど、あとで後悔。。頼めば良かった。あまりにも長い間ほったらかしすぎていて、草が伸び放題で刈っても刈ってもきりがないから。まるで誰も住んでいないくらい荒れている。

それと、庭に植えたバジル。枯れてしまったと思いきや、なんと生き延びてました。植物の生命力に感動。花も咲いて、種が飛んだら、バジルのパスタを作ろう。楽しみ、楽しみ。

 

2004-11-26-FRI 「試し掘り」

朝から水関係の会社にパソコンのことで呼び出された。行ってみると、たいしたことではなく、すぐに解決。彼らだけで昨日一日かかってもわからなかったとのこと。自分達でまずやってみようという心がけがすばらしい。そして午後は、井戸の試し掘りの見学。来週から現場で作業するそうだが、私は行けないので今日見せてもらうことにした。

せっかくこんなに井戸に関わっているのだから、どういう風に井戸が掘られていくのか知りたかったのだ。水の力を使って直径15cmほどの穴をドリルで掘っていく。今日は試し掘りということもあり、途中で不具合がでてきたので、その後は修理にかかってしまった。でも、なんとなくだが、掘る過程、ポンプをつける作業が頭の中でつながった。こんなに大きな機械(トラック)があんな道もないような田舎の奥の方までどうやって入っていくのかが不思議だけれども。

 

2004-11-25-THU 「マニキュアと蛍光灯」
 

帰りの車がないので、途中まで歩いて帰ることに。先に帰っていたDitaに偶然出会い、一緒に買い物。私は日本から持ってきていたマニキュアがなくなっていたので、それを探して。こっちの人に似合う色と自分に似合う色はやっぱり違う。まあ、好みもあるけれど。除光液も手に入れた。

その後市場へ。久々の市場はあいかわらず人が多く、生ゴミの匂いがする。Ditaが蛍光灯を買っていた。私の家で使っているのは裸電球なのだが、あのオレンジ色の光が結構気に入っている。しかし、よく話しを聞いてみると、その蛍光灯、明るさは同じ100Wなのに消費熱量は20Wだという。少し高いけれど、なんて魅力的。思わず2個購入してしまった。ガードマン用に外につけている電球をこれに付け替えれば、節約間違いなし!!今まで何で気づかんかったんやろう。

 

2004-11-24-WED 「報告会議」
 

マプトの人達が今日帰るため、昨日からやっているPSAAの調査票をまとめ、その後みんなで調査の報告会議。この職場に来てから会議というものがほとんどないので、ここぞとばかりに言いたいことを。というより、調査の1月末終了に向けて、問題点と改善点を話し合った。そして、将来的にこのデータベースをちゃんと活用するためには、最新データを3ヶ月から半年毎にアップデートする必要があることを強く伝えた。

私が日本へ帰ってからもマプトにプログラマーがいるため、システムの修正や保守は大丈夫であろう。彼は最近研修で、GISを使って井戸の位置を地図におとし、さらにそれが壊れている場合は赤、稼動していれば青に色分けすることもできると張りきって説明していた。まあ、それがインストールされるのにはだいぶ時間がかかりそうなので、私はせめて郡毎の地図に手で書きこんでいければなと思う。

 

2004-11-23-TUE 「PSAA」
 

今日も彼らと仕事。PSAA(Pequenos Sistemas de Abastecimento de Agua = 水供給小システム)の調査項目の洗い出し。給水塔などもこれに含まれる。調査票を作成し、それを持って実際に近場のPSAAへ行き、調査。足りない項目、余分な項目を検討。マプトのプログラマーも実際にPSAAを見たことが無くイメージが沸かなかったらしいので、今回のXaiXaiでの仕事は彼らにとっても有意義であるに違いない。

やはり使いやすいシステムを作る上で、そのバックグラウンドを知ることはとても大切だから。ユーザの求めるものを理解してこそ良いシステムが作れるのだと思う。

 

2004-11-22-MON 「あいにくの雨」
 

マプトの水局本部の人が井戸調査に同行したいというので、別のグループと一緒にManjakazeという町まで行くことに。彼らですら、井戸の調査をする初めてという人も中にはいたり。私がテントで寝たり池の水飲んだりした経験を、彼らはしたことがないとのこと。

あいにく調査の途中で雨が降りだした。けっこう本格的に。そう。雨はこの調査には大敵。井戸コードを描けないうえに、村人へのインタビューもままならない。仕方なく、途中で引き上げて帰ることに。16日間の調査で一度も雨が降らなかったのは、ほんとにラッキーだったと思う。でも、雨が降って涼しくなったのがとてもうれしい。

 

2004-11-21-SUN 「暑い暑い暑い暑い暑い暑い。。。。。」

念願の海。Natalia、Monica、彼女達の同僚のSergioと。XaiXaiのビーチを少し行くと、私達がプールと呼んでいるお気に入りの場所がある。そこは、現地の人があまり知らないので、安心して泳げる。波が少なく、適度に広く、適度に深い。海が青い・魚がきれいというわけにはいかないけれど。。久しぶりに思いっきり海を満喫!!

夜は、めっちゃ暑かった。蒸し暑い。停電で扇風機も役立たず。しかたがないから、ベットに寝っころがりながら自分でうちわで扇いでた。しかもちょっと日焼けを甘くみすぎてたら、肩と背中が痛いし熱い。反省。なかなか寝れず、夜中に水シャワー浴びた。。

 

2004-11-20-SAT 「1歳のバースデイ」

知り合いの息子の1歳の誕生日パーティーに招待された。彼の家も海辺にある。庭から海を眺めていると、それだけで癒される。泳ぐつもりではりきって洋服の下に水着を着ていったが、そんな雰囲気ではなかった(笑)。

昼食、ケーキカット(めっちゃ大きい)のあとは、子供達がたくさんいて踊りを披露してくれた。それが、またうまい!!彼らはほんとにFesta(パーティ)好きである。生きる楽しみ=食べること、飲むこと、踊ること。

 

2004-11-19-FRI 「井戸堀機メンテナンス」

約1ヶ月半で井戸掘り機のメンテナンスとその指導にJICAの専門家の方がXaiXaiに来られている。私が井戸の調査で出かけたのとちょうど入れ違いで、やっと今日お会いすることができた。

せっかく水局にいて、井戸の調査やデーターベースの仕事をしているのに、まだ一度も井戸を掘るところを実際に見たことがない。なので、機会があればぜひ見たいとお願いした。写真は日本から送ってきた部品を交換したのだが、いろんなところが塩水でやられているのがわかる。1年前に調査して部品を日本で検討してから送っているから、その1年の間にさらに壊れていた箇所も少なくない。その部品をマプトでも見つからないから、南アに発注したりと、こういう仕事は来てみないとわからないことがたくさんある。

彼はXaiXaiの海辺に家を借りている。少しうらやましい。毎朝、毎晩海を眺めて過ごせることが。私もいつか。。

 

2004-11-18-THU 「普段の生活」
 

案の定、出勤しても一緒のグループの2人は来ていない。他の2グループとも調査にでているため、事務所はガランとしている。とりあえず、できることから。調査の日程管理票を作ったり、郡ごとの地図を買うためのレターを作成したり。そして、電話代・電気代を払うと少しスッキリ。こういうのはなるべく早めに済ませたいから。

ナタリアのところに頼んでいた洗濯物を取りにいったついでに、久しぶりにゆっくり話した。スペイン一時帰国のこと、井戸の調査etc。プロジェクトが終わったため、ナタリアがいつも使っていた車を保険局に渡さないといけないため、彼女も少し不便になるとのこと。平日の夕方、ビーチでの散歩&ジョギングができなくなるなあ。車がある生活とない生活はやっぱり違う。行動範囲が狭くなる。特にXaiXaiは中途半端に広い割りにChapaが少なく営業時間が短いから。やっぱ、チャリか!!(まだ買ってない。。)

 

2004-11-17-WED 「休息日」
 

今日は仕事は休み。なので、ひたすら寝ようと思ったのに7時には目が覚めてしまった。読みかけてた「王妃マリー・アントワネット」を最後まで読み終え、もう1冊小説を読み、DVDで日本のドラマ。昨日まで出張行ってたのが、遠い昔のようにも感じる。だいぶ疲れて何もやる気が起こらない。まあ、そのための休息日だからいいか。リハビリ、リハビリ。

 

2004-11-16-TUE 「帰XaiXai」

やっとXaiXaiへ帰れる。家のベットで寝れる。シャワーで水浴びができる。扇風機がある。早く帰りたかったのに、同僚2人はヤギをお土産に買いたいというので、朝から出かけて結局帰ってきたのは11時半。約束していた人に会えず、待たされたあげくヤギは買えなかったらしい。それでも、人参・玉ネギ・ピーマンなど村で安く大量に手に入れてきていた。

郡庁に郡内の井戸コードと稼動状況をすべて報告し、XaiXaiへ向けて出発。途中、井戸の部品を売っている店に寄った。本当は各郡にこういう店が最低でも1軒あるにこしたことはないのだが、まだまだ足りない。お金はあっても部品が手に入らないため、井戸の修理ができていない村もたくさんあった。これも問題である。

やっとXaiXaiに着いたのは19時半。そして、3人でお疲れさま会。ビールで乾杯。予定よりも早く帰ってこれたこと。みんなよく働いたと思う。そして、とても良い経験ができたこと。無事帰ってこれたことに感謝。

 

2004-11-15-MON 「最終日」

今日で最終日。今まで雨がまったく降らなかったのに、出発する時小雨が。大降りにならなければいいのにと思っていたら、なんと晴れてしまった。曇っていた方が涼しくてよかったのにー。

まだ2郡を調査しただけやけど、いろんな井戸や村を見てきた。井戸の無い村もまだまだたくさんある。水で苦しんでいる人々がたくさんいる。モザンビークの国家水利策として、「最低限の給水サービスとして500mの以内の距離に500人に1台の割合で手動ポンプによる給水施設の設置」を目指しているがどれくらい達成されているのだろうか。そして維持管理の実態を目の当たりにして、もっとコミュニティ自信が彼らの井戸だという自覚を持って、井戸の管理をしていくことが必要だと思う。もちろんそれをうちの水局がフォローすることも忘れずに。

最後の夜は、チキンカレーを作りました。Ditaが前にカレーを気に入ってたので。3人とも明日XaiXaiに帰れること、調査が無事終わったことに満足して、会話も弾む。XaiXai戻ってからやるべきこともだいぶ見えてきたし。これからです。

 

2004-11-14-SUN 「公務員」

今日はムスリム(イスラム教)の人たちにとっては、ラマダン明けの祝いの日らしい。うちらには関係ないが、調査は休憩。彼らの働く気を失くさないようにするにもそれは必要だと思うから、仕方ない。

ということで、朝からDitaにトルティージャの作り方を教えて。モザンビークの家庭料理はおいしいけれど、どうもバリエーションに欠ける。肉や鳥・魚を炭焼きするか、トマト煮込み、ピーナツ煮込み、にんにく・塩煮込み、あとは葉っぱか豆の煮込み。それプラス、ポテトフライ、ライス(3種類くらい味付けはある)かシマ(とうもろこしの粉をすりつぶしたもの)、サラダ(トマト、玉ねぎ、レタス)。

Ditaは、いつか料理学校か結婚式などの内装の学校に通いたいと。彼女はとても器用に何でもこなす。いいアイデアも持っている。パソコンも教えがいがある。政府じゃなくて、もっと質・給料のいい会社やNGOでも働けそうなのに、何でか聞いてみた。退職後の手当てがいいから。それに、パートタイムの仕事を掛け持ちしているらしい。もちろん上司の了解を得た上で。確かに政府職員の中には、副収入がある人は少なくない。みんな公務員の安い給料だけではやっていけないから仕方が無いにしても、その仕事を休んで堂々と他の仕事ができるのは日本では考えられないことだ。

夜寝ようと思ったら、寝室に見たことも無いでかい虫が。全長8cmくらい。ゴキブリと蜘蛛、さそりを足して割ったような形。そいつをやっつけるまでは寝れないと殺虫スプレーを持って闘っている最中、23時消灯。。最悪。懐中電灯で必死に探したが結局マットレスの裏にも壁際の荷物の陰にもいなかった。やつと一緒に寝るのは嫌だと、外へ涼みに行こうとした瞬間、隣の部屋で休んでいた同僚の叫び声が。その謎の虫が体にのぼってきたらしい。何故か電気が回復し(映画上映している時はたまに延長されるらしい)、やっつけた!!何回見ても変な虫。こっちでは日本で見かけたことの無い昆虫や鳥がたくさんいるが、その中でもこいつは特別だ。これでゆっくり寝れる。はあ、疲れた。

 

2004-11-13-SAT 「組織化された村」

出発してから今まで携帯の電波の届かないところにいる。それが噂では、今日調査する村ではもしかしたら電波が入るかもしれないとのこと。3人とも淡い期待を寄せつつ携帯電話を持って、出発。

そのPfukweという村には1994年に作られた計6個の井戸があるが、どれも修理・メンテナンスがきちんと行なわれており、すべて稼動している。村のリーダがすばらしく、農業委員、水委員、漁委員などさまざまな委員会があり、組織・管理化されている。私達も仕事にも身が入り電波どころではなくなってた。陽気なおばちゃん、子供達と記念撮影。セルフタイマーで撮るのに、子供達はカメラではなく私の方ばっかり見てるし(笑)。こういう村に出会えると少し希望が持てる。皆ができないわけではない。やっぱりリーダにかかってくるのだろう。

夜は天ぷらとお好み焼きを作った。お好み焼きにマヨネーズつけて食べても良いよって言ったら、天ぷらにもつけてた。。でも、みんな気に入ってくれたようだ。ただ、えびや肉が無いのが残念。Ditaも料理好きなので、お互い教えあってなんか良い感じです。

 

2004-11-12-FRI 「水のために」

1日の調査も順調に終わり(中には2000年の大洪水で流されてしまっていた井戸もあった)、帰ってきてもまだ13時半だったので、Mabalane市内の井戸の調査をすることに。なんとそこは、刑務所。全国の囚人がここに送られてくるらしい。厳重な警備がなされているのかと思いきや、意外と明るい開放的な雰囲気が。彼らはちょうど昼食の準備をしていた。もちろん各部屋の窓には鉄格子があったものの、鉄格子はマプトで見慣れてしまったのか。さらに彼らの中には、日中、外に散歩や買い物に行く自由もあるらしい(私のポル語の理解力が正しければ)。ちょっとびっくり。

15時半。まだもう少しできるところを周りたかったが、みんなの中に帰ろうモードが漂っていた。なので引き上げ家に戻ると、ちょうど水が出る時間。みんなであわててタンクを用意し、それぞれがここぞとばかり洗濯を。病院でも仕事でもMabalaneでは水が出ることが優先され、その時間帯は診察も仕事もそっちのけらしい。生きるために。水のために。

夜同僚と、ここの水のシステムはなんとかならないものかと話していると、この町の人たちは水道料金を一銭も払っていないとのこと。水道料金を集めて発電機用のガソリンを買えば、一日中でも水が出るようになるはずだとのこと。やっぱり解決策がないのではなく、誰も進んでこの不便なシステムを変えようとしないことに問題があるように思う。

 

2004-11-11-THU 「ゴミのポイ捨て事件」
 

なるべく遠い不便な地域から周ろうということで、今日も川越え。今回は車に乗ったまま。けっこうスリルがあって楽しかった。まず最北の村から調査を開始。最南端まで。一日がかり。最後の方はみんな疲れ果てて、話す気力もなくなっていた。

ふとした時、昼食代わりのビスケットのパッケージを帰ってから捨てようと思ってとっておいたのを、隣に座っていたDitaが窓の外へポイって。。「ゴミを外に捨てないで。あなたたちは、自分の家の中や庭はいつもとてもきれいに掃除しているのに、なんでゴミを外(公共の場所)に捨てるの?」って言うと、なんて変な事をいうんだろうとからかうように笑いながら「草むらにゴミを捨てるのが何故いけないの?ゴミ回収の車もないし、ゴミを持ち帰っても燃やすという手間が増えるだけ。その辺に捨てればいつか誰かが燃やしてくれるから」って。あきれてそれ以上は何も言えなかった。話したくもなかった。

夕食時、彼女が今日の出来事を家の主人におもしろおかしく話そうとしたので、「何がおかしいの?あなたも子供に躾をする時、真剣に話しているのに子供が笑っていたら怒るでしょ?私は日本でゴミは道端に捨ててはいけないという風に教えられて育ってきたし、それは良くないことだと思うからあなた達にもあなた達の子供にもわかって欲しい」と。けんかというほどのことではないが、相手の文化を理解する上でお互いの意見や気持ちをぶつけるのも時には大事だと私は思う。言ってしまえば、あとは元通り。(彼らが今後どういう風に変わるかはわからないけれど、少なくとも私の前ではゴミを窓から捨てなくなった。)

 

2004-11-10-WED 「昇格!?」
 

今日は移動日。次行く町Mabalaneは午前中8時〜12時と夕方18時〜23時まで電気はあるものの、水が1日おき、しかも14時から2時間ほどしかでない。なので、ここで洗濯をしてから出発。

昼過ぎ到着。すると、水局の他のグループがChicualacualaから戻るところに出会った。なんという偶然。彼らの調査状況を聞いていると、20日間でまだ1郡と2群目の3分の1しか終わっていないらしい。ガソリン・インクが切れたのと車のエンジンの調子がおかしいので、一旦XaiXaiに戻るらしい。しかも、そのため昨日は何も仕事はできなかった(しなかった)とのこと。じゃあ、あえて20日間いる必要はないし、早く帰ってくればいいのに。日当を稼ぐため!?。どうすればいいんやろ。私が一緒に行くグループはちゃんとスケジュール管理ができても、全グループとなると無理だ。頑張って働いた者が損を見ることになる。何かいい案はないかなあ。彼らのモラルにまかせれればいいのだけれど。。

Monicaがたまたま今日はMabalaneの病院で働いていたので話ができてうれしかった。一言目には、「焼けたなあ」とのこと。そして、テントを張れる場所を郡庁で聞いて待つこと1時間。暑い中。お腹も減ってきた。案内されたところは、XaiXaiから最近赴任したてのうちの同僚の知り合いの家だった。囲いもない日陰の少ない庭を見回し、見るに見かねて空いている部屋を使ってもいいとのこと。すごい昇格。やっと家の中で過ごせる。食事もテーブルで食べれる(笑)。

早速Mercado(市場)へ行き、野菜とパパイアを買ってきた。今日は野菜たっぷりスープ。明日からの予定を立てて、21時ごろ。寝ようとしたが、部屋の中は暑くて寝られず。。外へ出て電気が消えるまで涼みながらおしゃべりしてた。扇風機。。

 

2004-11-09-TUE 「Meichaほどき」

Combomuneの近郊の井戸の調査を午前中に済ませ、残るは給水塔の調査のみ。暑さのましになる夕方にしようというので、午後はゆっくり休憩。その間、各自好きなことをしていた。ラジオ聴きながら、昼寝をしたり本読んだり。Ditaが暑いからMeicha(付け毛)の三つ編みをほどくというので、私もそれを手伝うことに。細かい三つ編みをつまよう枝でほどいていき、髪の毛の付け根に巻きつけてある付け毛をはずす。この三つ編みをするのに4時間、ほどくのはもっとかかる。大変な作業だと思う。

こちらの女性は三つ編み(Tranca)がとても良く似合う。2週間毎や1ヶ月ごとに新しい髪型を披露してくれる。日本では、流行の髪型があって多くの人が似たような髪型をしているけれど、こっちでもそういう流行の三つ編みとかあるのかと尋ねると、こちらの女性も同じだと。ただ、人によって髪質が全然違うから、まったく同じにはならないとのこと。

私もすれば?と言ってくれるけれど、この暑い中髪の毛がちゃんと洗えないことを想像すると、さすがにまだ挑戦しようという気にならない。涼しくなったら考えようかな。

 

2004-11-08-MON 「水不足。。」

 

めっちゃ暑かった。車の中で考えることはかき氷と海のことだけ。この調査で何がつらいって、暑さだ。だから、ほんとは涼しい時期に調査をやってしまいたかったのに。。今更言っても仕方ないか。町長と村々に詳しい秘書と私達合わせて計5名。用意していた水7リットル+ジュース2リットルが飛ぶように無くなっていく。隣に座っていた町長は水を渡されると(500ml)一気に飲んでしまって、1人で軽く2リットルは飲んでいた。こういう時にも、彼らの使いきりの精神が発揮される。あるものは全て使い切り。ストックや計画性という言葉はないらしい。私一人が残りの水の量を心配していた気が。。

今日の道もまたすごかった。道と呼べるものではない。1日走っても他の車とは1台もすれ違わない。道を知っている人が乗っていなければ、私達は確実に迷っていたはず。そしてやはりきました。パンク。手馴れたもので、みんなで協力してタイヤ交換。そしてこの作業でまたもや水を消費。最後の村を調査した時にはすでに飲み物はなくなっていた。それでもなんとか無事帰ってきて、みんなが一番にしたことは、もちろん水を飲むこと!!この水はここの水道水。塩が混ざっていて少し塩辛い。XaiXaiでは一度沸かして飲んでいるのに。もうそんなことも言ってられない。みんな生きているから大丈夫やろって(笑)。

いつもより少し早めに帰ってきたので(16時半)、夕食の準備がゆっくりできた。Ditaがモザンビーク料理を教えてくれた。Cacanaという苦い葉っぱをすりつぶしたピーナッツと一緒に煮込む。この苦さで好き嫌いが別れるらしいが、私は気に入った。しかもお腹にいいとのこと。夜は満天の星空を見上げながらみんなでおしゃべり。蚊が少ないのが救いやな。

 

2004-11-07-SUN 「川越え」

今日は川越えの日。そう。橋がない川を車で渡る。今日から3日間はCombomuneの町長も調査に同行。まず向こう岸のコミュニティリーダに会いに行くことに。川の手前で車を止め、私達は車から降りて歩いて川を渡った。久々の水の感触が冷たくて気持ちよかった。水深が浅いところを確認して、ほんとに渡れるのかという私の不安をよそに、車は発進。無事向こう岸へ着いたのを見届け、私達もその後を追った。

川近くの高台にある村々から眺める景色はとてもきれいで、なんかそれだけで楽しい気分になる。仕事も順調にこなし、また川を戻ってさらにこっち岸の村も調査。そこではほとんどの井戸が壊れていたが、川が近くにあるという理由で修理をしていない。川はいくら近くても、村内の井戸の近さほどではないのに。なるようにするだけ。そうやって彼らは生きている。水汲みも生活の一部。当たり前の仕事。いつまでも変わらない。少しの間便利になっても維持しようとは思わないのがとても残念だ。

 

2004-11-06-SAT 「暗黙の了解」

水が出るということで、3人ともたまっていた洗濯をして。1時間後には乾くほどいい天気。今日は打ち合わせの日。調査は休憩。Ditaと二人でMercado(市場)へ行き、マットレス用のシーツを買った。野菜・果物を買おうにもトマトとたまねぎしか売っていないのはつらい。

町内で大きな事故があって町長が借り出されたため、打ち合わせは午後に延期。昼食は私が準備。カレーとワカメ&ツナサラダ。ごはんも炊いて待っていたのに二人とも飲みに行って帰ってこず。。私はつまみ食いしつつ小説を読みながら、そういってるまに日が暮れてしまった。Ditaが帰ってきたので夕食を先に食べ、町長と3人で明日からの予定の打ち合わせ。

こういう出張では、なんとなく暗黙の了解でみんなが揃って食べることになっている。しかも朝食も夕食も水浴びの後と決まっている。そこが少し良いような悪いような。時々めんどくさいし、時間がもったいないと思ってしまうのは、私が日本人だから!?

 

2004-11-05-FRI 「久々の電気」

Ndindiza近郊の井戸を調査、学校の雨水を貯める貯水池を見学し、そこで行なわれていた選挙活動に同僚達が参加。昼過ぎ、115km先のMabalane郡のCombomuneという町へ向けて出発。やっと1郡終わった。予定よりも早く。やればできるやん。やっと電気のある町へ行けることに3人ともウキウキしていた。冷えた水、ジュース、ビールをゴクゴク飲みたい!!

ところが、地図がないこともあり迷いつつ、道なき道を進むはめに。時には、自分達で倒れている木をどかして道を作ることも。途中あまりにも暇だったので、調査の間に私が耳にしたXangana語(ガザ州の現地語)を教えてもらった。村の人でポルトガル語をしゃべれる人はほんとにまれなので、インタビューももちろんXangana語。私もあいさつくらいはできるけど、会話となると。。

Combomuneの町長の家の庭にテントを張った。今までと違うのは、鉄道の町なので18時〜23時までは電気があること。冷蔵庫で少し冷えた水が飲めること。風呂場が家の中にある。水が蛇口からでる。そして、夜も暑いこと。。

 

2004-11-04-THU 「Nhanale再び」

朝イチの仕事は水汲みだった。7km先の井戸まで。もちろん車で(笑)。そこで初めて水汲みに挑戦。この深井戸の手動ポンプ(Afridev)は女性一人でも水汲みができるようにと考えられたもので、モザンビーク内にはこのタイプの井戸が多い。それでも、20リットルタンク×3個くらい汲んでいるとさすがに腕が疲れる。ここは比較的良質の水が出るため、近くにもう2つ井戸が掘られている他、たまっている雨水をそのままバケツで汲んでいる人たちもいた。

昼食はいつもビスケットとジュースだから、朝食をしっかり食べておかないと。今日行くNhanaleという町はちょうど1年前くらいに「ため池」の調査に同行させてもらったときに来たことがある。その時は、出会った村の人たち、初めてのバオバブ、目の前に広がる湿地帯、果てしなく続く赤土の1本道と青い空に感動していたのを思い出す。あれから1年。ここに再び戻ってきて、この調査で通ってきた村々と比較して、Nhanaleが大きいと感じた自分。長かったな。ここまで。

やっと動き出した。井戸の調査をした後、データベースをちゃんと彼らが生かしてくれるのかが私の不安だったが、井戸の正確な所在地、稼動状況、井戸コードの貼付をするだけでも大きな意味があることを実感。郡庁から送られてきた報告書の井戸数ですら、間違っているのだから。そして何よりも、水局の職員達が村人と直接話すことで、彼ら自身も何かを感じたようである。初めは学生などを雇って調査してもらおうという案もあったが、職員が調査をすることで、村人からの信頼はもちろん、今後仕事に対する彼らの考えにも良い影響を与えるだろう。まだ始まったばかりだが、道が見えてきたこと。この仕事ができて、この仕事で良かったなと少し思えた。

 

2004-11-03-WED 「A frente e o nosso caminho!!」

朝の日差しにやられ、目が覚めた。ら、学校なので子供たちがちらほら。そう、うちらは見世物小屋状態。朝礼で国家を歌っている生徒達を横目に、掃除して、水浴びして(どんなに水がなくても1日2回の水浴びは彼らの習慣)、テントを片付けて、朝食。町長にあいさつして、昨日声をかけてくれた看護学校の生徒に別れを告げ(こんな小さな村にも知り合いが!!)、さあ出発。

「A frente e o nosso caminho!(前が私達の道だ)」ってDitaの言うとおり、どんどん進みながら井戸のある村で調査をし、昼過ぎにSauteへ。ここはほんとに郡庁舎がある村なのか!?店もなければ学校も何もない。ただ、政府の建物があって家といったらたぶんそこに勤めている人たちのものだけ。活気もない。今まで見てきた中で一番何もないところかも。

郡庁で必要な情報をもらい、壁に貼ってあった地図で井戸のある村の場所を確認。早速次の目的地へ。このChigubo郡はガザ州の中でも一番田舎度が高く、低地にあるため雨が降ったら交通手段がなくなり外部から遮断される。土地面積の割りに人口が少ない郡である。どんなに不便な場所でも、水が無くても、1家族だけなどまばらに住んでいる人々も少なくない。だからといって、政府の規制などで彼らを引越しさせることもできない。なんでもっと水や交通のアクセスがいいところに引っ越さないのだろうと思うのは、他人の勝手な考え。彼らの中にあるそこで生まれたという気持ち、習慣は変えられないとのこと。

夕焼けの中、湿地帯や森の中を抜け、着いたのは19時頃。電気がないから車のヘッドライトの中、Ndindinza町長の家の庭にテントを張った。Ditaはえらい。どんなに疲れていても、ちゃんと水浴びと食事の準備をする。私も手伝ったが、正直何も食べなくていいからもう休みたかった。。(一番下の写真、手前が風呂、奥がトイレ)

地図で村の場所を確認したから、あと2日でこの郡は終われるだろうと2人に話した。彼らはその土地の人と働くから地図はいらないと言っていたが、地図があると効率的な計画が立てやすいことをわかってもらえるよう説明した。でも、思っていたよりも彼らがちゃんと仕事をすることに感心。抜けているところは補っていこう。そして、これから調査の回数を重ねるごとに改善していければいいなと思う。

 

2004-11-02-TUE 「調査初日」

かなりいい天気。外に囲いだけの風呂場で水浴びして、朝食を食べ出発。地図を事務所に忘れたと言うので、仕方なく通った各村で井戸はないか聞きつつ、Chigubo郡での仕事開始。最初の井戸は壊れていた。GPSで緯度、経度を測定し、1人が村人や村長に井戸の維持管理方法や村の基本的な情報などをインタビューしている間、私ともう1人の同僚で井戸コードをスプレーインクを使って描く。ちゃんとできるか心配だったが、思っていたよりもうまくできた。

2つ目の村Maxailaには、井戸が5つあるが3つが壊れていた。使われている井戸では水質調査も実施。伝導率とPH。伝導率の値で塩が混じっているかがわかる。昼食抜きで、気づけば14時半。3人とも疲れていたが、少し離れた井戸のGPSの値を拾うのを忘れていたのに気づき、2人はもういいやんと言う顔をしていたが、何のためにここまで来たかわからないやろと促し、戻ることに。

その後、今日の目的地Zinhaneまで移動。村の学校のグランドの隅にテントを張らせてもらうことに。そして、この村には井戸がなかった。水は近くの池から。濁った水を。さすが水局員。塩素を持参していたDitaは、水の汚さに神経質になって使用量以上の塩素を入れていた。プールの匂いのする水で、水浴びしたまでは良かったが、今日の夕食のスープもこれで料理するのかと思うと食欲が失せた。が、何か食べなくてはという意志から無理やり食べた。

Cossaはこういう一人用テントで寝るのは初めてらしい。でも、中にマットレスも敷き、虫も入ってこないから昨日のベットよりははるかに快適。虫(こおろぎ?)の音を聞きつつ眠りについた。とにかく調査初日お疲れさま。

 

2004-11-01-MON 「準備&出発」
 

9時出発だというので家で用意して待ってたが、結局現れたのは10時半。車のバッテリーの調子が悪いので交換していたとのこと。それから食料・水Etcを買いに。同じ店で買わず、これはここ、これは違う店で、これは市場。いや、早く行こうやって思いつつ。。予備ガソリン用のドラム缶(200L)を買って(向こうではガソリンスタンドがないため)、そこにもガソリン満タンにして、やっとXaiXaiを出発したのは15時だった。

テイクアウトのチキンを車の中で食べつつ、Chokweでまたもや買い物。。Mabalaneという町で郡長にあいさつして。同僚DitaとCossaはビールを飲んでしゃべりっぱなし。私は半分寝てた。目的地の町Mapaiへ着いたのは24時前。宿の人を起こして、すぐにベッドへ。このベットがまた最高に寝心地悪くて(スプリングがゆるんでた)体が痛い。初日からこれじゃあ、先が思いやられるなあ。


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2005-06-19 22:29 update

 

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