モザンビーク隊員 その2

その1−その2

 

☆自己紹介

15年度1次隊(2003/07〜2005/07)、理数科教師として派遣されている、弘中洋介です。

 

☆任地紹介

任地は、首都マプトから、約70キロ離れた、シブトゥトゥイネ初等教員養成学校で活動しています。周辺には、バラッカ(雑貨屋さん)が2軒ある以外は何にもありません。なので、生活用品は、学校から7キロ離れたマニサという町で、最低限の食べ物や生活用品をそろえます。
マニサの町も学校の生徒や先生がいっぱい住んでいるので、昼間からよく「ヨスケ、一杯飲んで行け」と呼ばれたりします。もちろん、さそわれたら断りません。

 

☆任地名物

シブトゥトゥイネには、ほんとに何もありません。しかし、マニサの町の名産は、バナナです。よく、遠くの町からマプトに帰る人が、途中で立ち寄ってバナナを買って行ったりしています。

 

☆活動紹介

活動はおもに、生物の授業の実施と、学校業務全体のお手伝いです。授業は、だいたい週16時間ぐらい持っています。しかし、日本の学校と違って、3部制の授業(朝、昼、夜)で、2004年は、昼と夜の授業を持っていました。なので、夜遅いときは、夜中の10時まで授業をしています。

 

- 生徒たちと-

授業するのは、大変だけど面白いです。僕のポルトガル語があまりにも下手なので、よく直されます。けど、私のポルトガル語は日本語流ポルトガル語なので、みんな我慢しなさいといつも指導(言い訳)しています。とくに、難しいのはraとla、vaとba。日本語だと「ら」と「ば」で全く違いがない!!。なのに、うちの生徒は文句を言います。贅沢だー。

あとは、全般的なお手伝いです。特に多いのは、パソコンの入力お手伝いです。あとたまに、電気関係が壊れたから見てくれとかたまに言われます。もちろん、そんなものは全く分からないのでそういうと、「日本人なのに知らないのか」と言われます。日本人なら、機械関係は何でも知っていると思っているようです。


- 隊員内での身分 -

犯罪専門家。

 

- 私の生活 -

自分の駄目なところは、ごはんを作らないことです。けど、学校には寮があって、給食もあります。けど、学校の先生は「どうなの、その料理。おいしいの?試食させて」といって、ごはんを分けてもらいます。よく食べるのは、カカーナとかを食べます。お茶の葉っぱを食べてるみたいで、とても苦い。

普段は、トマトとたまねぎを炒めて、鳥スープの素と味の素を入れてから、水を加え、煮立ったあとに、スパゲッティをいれてそれを食べます。

ここで、この創作料理をおいしく感じるために、食べる時に、「Beautiful Life」(木村拓也と常盤貴子が出ていたドラマ)のDVDの第1話目のシーンに、キムタクと常盤貴子がラーメンを食べるシーンがあるんです。それを見ながら、「このスパゲッティはあのラーメンの味がするんだ」と自己催眠をかけながら食べます。これが意外といける。試してみてください。

 

☆今、思うこと

改めて思ったのは日本大好き。もちろん、モザンビークも大好きですよ。日本から離れてみると、日本のすごさがよく分かります。蛇口をひねれば、24時間お湯や水が出る。学校に行けば全員教科書がある・・・。すごいですね、日本って。
モザンの人はすごく熱い。踊る時も、歌う時も、遊ぶ時も、子供を叱る時も一生懸命です。僕もその熱さをどんどん吸収していきたいです。

 

☆一言メッセージ

  「愛だろっ、愛。」

 

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☆ようとは。。

2003年4月のNTC(二本松訓練所)の頃からモザンビークの初代隊員としてずっと一緒にやってきた。1年半経って、ポルトガル語の上達っぷり(特にこの1年!)だけでなく、ありとあらゆる波(犯罪含む)を乗り越えてきただけあって、かなり成長したなあと見てて思う。出不精且つ休日は忙しい彼も、最近約1年ぶりにXaiXaiに遊びに来て、海で心の洗濯をして帰りました。あと半年、お互いぼちぼちがんばろなー。

 

2005-01-24 21:59 update

 

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